潰瘍性大腸炎
お腹の症状がでて日々の生活がつらい方・・・。鍼灸は自律神経を整えて、お腹の症状の緩和に有効と言われています。自律神経・免疫力を整えて、お腹の調子も整えていきましょう!
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日進市・名古屋市・天白区・緑区・東郷町・赤池駅・平針駅が最寄りの「ようき鍼灸治療院」です。
今回は潰瘍性大腸炎をとりあげましたが、元総理やプロ野球選手がこの症状を公表していますのでご存知の方は多いのではないでしょうか?
この症状は国が指定している難病疾患の一つで原因不明と言われています。
名前のとおり大腸に潰瘍ができて炎症が起きるのですが、症状が「強く出る期間」と、「治まっている期間」があり、それを繰り返す事もあります。
現在では薬で症状を抑える事が可能になっています。実際にプロ野球選手が症状を抑えながら試合に出られているのが話題にもなりました。すごい事ですよね!
潰瘍性大腸炎は原因不明ではありますが免疫の異常が関係していると言われるようになりました。また、腸内細菌のバランス(最近では腸内環境が免疫と関係しているのは皆さんご存知のとおり)も関係しているようです。
それと、腸の動きをコントロールしているのは自律神経になります。
そこで鍼灸の役割としまして、鍼灸は自律神経・免疫力を整える効果があります。
国指定の難病ということもあり、なかなか鍼灸で完治というのは当然難しいです。ですが、自律神経・免疫力を整えることで今でているつらいお腹の症状を和らげることは可能だと思っていますし、実際に症状が楽になった方がいらっしゃいました。
お腹の症状が和らいでいる期間が続けば、症状が「治まっている期間」になっているということになります。その期間を継続させつつ、薬の方も少しずつ減らしていければ・・・。そこを鍼灸で体を整えてお手伝いするということですね。
では実際に潰瘍性大腸炎の方に鍼灸を行ったお話を。
7〜8年くらい前の事なんですが、その方は僕より1つか2つ上の同世代の方。
「潰瘍性大腸炎なんですけど、少しでも症状を和らげたくて・・・」と来院されました。ご本人も当然この症状が完治には難しいとご理解されていました。
当時、僕は鍼灸接骨院で働いてまして、鍼灸施術を行うにも制限がありました(鍼と灸は別料金、鍼も灸も数が決められている)。ただ症状に関しては筋肉の治療だけでなく、幅広く対応していました。
そこでご本人と相談しながら、お灸をしていくことになりました。
余談ですが、実は僕の学んでいたセミナーでは潰瘍性大腸炎は鍼灸不可と言われていたんですね。でも、僕がこのセミナー学び続けるきっかけとなった先生は「不可だから施術ができないのではなく、難症(難病疾患や先天性疾患など)の完治は鍼灸では難しくても、患者さんの今あるつらい症状を楽にすることはできる」と言われていました。
その先生の言葉を思い出しながら、僕の流派のやり方で患者さんの体の状態をみて、お灸していくツボを決めて施術していきました。
1回目の施術から2回目に来院された時に「前回お灸してもらってお腹の状態が少し楽になりました」と言っていただき、その後も来院されていました。
僕は残念ながら院の方針により、[新規の方は3回目までが担当で、その後は空いている先生が担当する]ということもあり、その後はタイミングが合わずに担当することはありませんでした。
僕が担当から外れてもしばらくはいらっしゃっていましたので、鍼灸(今回はお灸だけでしたが)で症状を和らげてよかったと今でも当時のことを思い出します。
潰瘍性大腸炎の当院の症例は多くはありませんので比較検討はできませんが、難症疾患でも患者さんの症状をいくらか和らげ、患者さんによっては少し楽になるだけでもすごい気持ちが楽になる方もいらっしゃいます。
もし、こういった難しい症状の方でも今あるつらい症状をなんとか和らげたい方、鍼灸施術を受けてみてはいかがでしょう?
そういう方々のつらい気持ちを和らげてあげるのも僕たち鍼灸師の役割だと僕は考えています。
お悩みの方のご相談をお待ちしています。